KASTで「改悪」と語られている内容は、2026年に起きた2つの別々の変更が混ざっています。1つは2026年4月のSeason5→6でのポイント調整、もう1つは2026年5月に公式が案内したUSDキャッシュバックMembershipへの移行です。前者はポイントを貯める設計の話、後者は現在のカード還元の枠組みそのものの入れ替えです。
2026年7月2日に公式Membershipページを確認した時点では、現行のカード還元はStandard 1.5%、Premium 2% + KAST Points 1%、Private 3% + KAST Points 2%というUSDキャッシュバック中心の構成です。過去のSeason6ポイント単価やSOLステーキングの数値は二次情報が中心で、当サイトでは一次情報での固定値を確認しきれていません。損益分岐は、確認できる現行のUSDキャッシュバック率・年会費・手数料で計算するのが安全です。
2026年7月2日に公式ブログとMembershipページを確認した時点で、KASTは2026年5月に「card-levelのサブスクからaccount-levelのMembershipへ」移行し、USDキャッシュバックを中心に据えたと案内しています。現行の年会費はStandard無料、Premium年1,000ドル、Private年10,000ドルです。一方、Season5→6でのポイント還元率・想定単価・SOLステーキング報酬の引き下げは、日本語のnote解説や海外レビューなどの二次情報が主な出どころで、当サイトでは公式一次情報の該当ページを確認できていません。数値の扱いは本文で区別します。
画面で見る確認ポイント
「改悪かどうか」は、古いSNS投稿やSeason期の記憶ではなく、いま自分のアカウントで適用されている条件で判断します。公式Membershipページ、公式ブログの告知日、そしてKASTアプリ内の自分のプランと還元表示を同じ流れで見ます。


まず公式ブログで移行の告知日を確認し、Membershipページで現行のキャッシュバック率と年会費を見ます。次にKASTアプリで、自分のプラン、対象決済、還元付与の表示を確認します。
2026年に起きた「2つの変更」を分ける
KASTの還元を巡る混乱は、時期の違う変更を1つの「改悪」としてまとめてしまうことから起きがちです。まず時系列で分けて整理します。
| 時期 | 何が変わったか | 対象 | 情報の出どころ |
|---|---|---|---|
| 2026年4月1日 | Season5→6でカード利用のポイント還元率・想定単価・SOLステーキング報酬を引き下げと報告 | 旧KAST Pointsの貯まり方 | 主に二次情報(note解説・海外レビュー) |
| 2026年5月 | USDキャッシュバック中心のMembership制へ移行を公式ブログで告知 | 現行のカード還元の枠組み | 公式ブログ・公式Membershipページ |
| 2026年7月2日時点 | 現行はStandard 1.5% / Premium 2% / Private 3%のUSDキャッシュバック | いま適用される還元率 | 公式Membershipページ(確認済み) |
つまり、Season6の細かなポイント数値は、現在の還元計算の主役ではなくなっています。過去に貯めたポイントの評価には関わりますが、これから使うカードの実質還元は、下の「現行の公式数値」で判断してください。
Season5→6の変更点(二次情報として整理)
ここで扱う数値は、日本語のnote解説「KAST Japan Research (Unofficial)」や海外レビューなどの二次情報が出どころです。note側は「公式のEarn Rulesに基づく」と説明していますが、当サイトでは2026年7月2日時点で該当の公式一次ページを確認できていないため、帰属付きの参考値として扱います。
| 項目 | Season5(旧) | Season6(2026年4月〜) | 扱い |
|---|---|---|---|
| Standard還元 | 2% | 1% | 二次情報 |
| Premium / Limited還元 | 5% | 4% | 二次情報 |
| Luxe還元 | 8% | 6% | 二次情報 |
| ポイント想定単価 | $0.10 | $0.08(と報告) | 要注意・下記参照 |
| SOLステーキング報酬 | — | 全ティア一律で半減と報告 | 二次情報 |
ポイント想定単価については情報が割れています。note解説は「市場環境の調整に伴い$0.08へ引き下げ」と説明していますが、別の海外レビューは「KAST Pointsに固定のドル価値はなく、償還時のSOL価格に連動する」と説明しています。したがって「$0.08で固定」という前提は、当サイトでは公式発表として確認できていません。保有ポイントの評価は、アプリ内の最新表示と交換条件で確認してください。
現行の公式数値(2026年7月2日確認)
2026年5月のMembership移行後、現在のカード還元は次の構成です。これは公式Membershipページで確認できる一次情報で、当サイトのKAST手数料とMembershipの記事とも整合します。
| プラン | 年会費 | USDキャッシュバック | 月間キャッシュバック対象上限 | KAST Points |
|---|---|---|---|---|
| Standard | 無料 | 1.5% | 月2,000ドルまで | なし |
| Premium | 年1,000ドル | 2% | 月10,000ドルまで | +1% |
| Private | 年10,000ドル | 3% | 月40,000ドルまで | +2% |
なお、当サイトの既存記事ではPrivateの月間上限を「50,000ドル」と記載していましたが、2026年7月2日に公式Membershipページと複数の報道を確認した結果、現行は「40,000ドル」で案内されています。本記事はこの最新値を採用しています。キャッシュバックは対象カード決済の承認時に反映され、Redeem後に次回購入へ充当される流れです。上限は各月ごとにリセットされ、上限超過分の決済にはキャッシュバックが付きません。
月間決済額別の損益分岐を再計算する
ここからは、確認できる現行のUSDキャッシュバック率と年会費だけで損益分岐を見ます。前提は、対象決済がすべてキャッシュバック対象(eligible card spend)で、上限内に収まる場合の単純計算です。KAST Points、カード特典、Visa Infinite特典、後述の手数料は含めていません。
| 月間対象決済(USD) | Standard 1.5% 年間還元 | Premium 2% 年間還元−年会費1,000 | Private 3% 年間還元−年会費10,000 |
|---|---|---|---|
| 500ドル | +90ドル | -880ドル | -9,820ドル |
| 1,000ドル | +180ドル | -760ドル | -9,640ドル |
| 2,000ドル | +360ドル(上限) | -520ドル | -9,280ドル |
| 5,000ドル | +360ドル(上限) | +200ドル | -8,200ドル |
| 10,000ドル | +360ドル(上限) | +1,400ドル(上限) | -6,400ドル |
| 40,000ドル | +360ドル(上限) | +1,400ドル(上限) | +4,400ドル(上限) |
ポイントは3つあります。1つ目、Standardは月2,000ドルを超える決済のキャッシュバックが付かないため、年間還元は最大でも360ドル前後で頭打ちになります。2つ目、Premiumは年会費1,000ドルを還元だけで取り戻すのに、対象決済がおおむね月4,200ドル前後(年5万ドル前後)必要という計算です。StandardとのUSDキャッシュバック差は0.5%しかないため、「Standardからの上乗せ差分」で見るとさらに大きな決済額が要ります。3つ目、Privateは年会費10,000ドルが重く、還元だけで黒字化するには年33万ドル超の対象決済が必要で、実質的にはキャッシュバック以外の特典で価値を測る前提のプランです。
さらに日本在住者の場合、非USD決済のFX手数料0.5%〜1.75%、ATMの3ドル+2%、非USDの25ドル未満少額決済0.10ドル、残高不足による決済拒否0.50ドルなどが実質還元を削ります。円建て中心で使うなら、表の「還元プラス」は目減りする前提で見てください。手数料の内訳はKAST手数料とMembershipで詳しく確認できます。
継続が向く人・解約検討が向く人
「改悪」という言葉に反応する前に、自分の使い方が現行の設計に合っているかを確認します。ポイント投機の期待値ではなく、確認できるUSDキャッシュバックと固定費で判断するのが安全です。
解約や乗り換えを考える場合は、現行条件だけで比較します。他カードとの横並びはKASTとRedotPayの違いや比較ページで確認できます。
変更をまたぐ時に保存すべき記録
設計変更のタイミングは、後から「どの条件で、いつ、いくら還元されたか」を追いにくくなります。Season期の残ポイントとMembership移行後のキャッシュバックが混ざるため、月別に分けて保存します。
「改悪」の判断は現行の公式数値で行う
過去のSeason数値ではなく、いま自分のアカウントに適用される還元率・年会費・上限で損益分岐を見直すと、継続か解約かを落ち着いて判断できます。
Membershipページで現在のキャッシュバック率・年会費・上限を見ます。
月間対象決済を入れ、還元−年会費−手数料で黒字か赤字かを計算します。
旧Season期のポイント残高と評価額をアプリで確認し、記録に残します。
よくある質問
KASTのSeason6は「改悪」なのですか?
見方によります。二次情報では、2026年4月のSeason6でカード利用のポイント還元率が引き下げられ、ポイントの想定単価やSOLステーキング報酬も下がったと報告されています。ただしKASTは2026年5月に、旧KAST PointsやMOVEキャッシュバック中心の設計から、USDキャッシュバックのMembership制へ移行したと公式ブログで案内しています。現行のカード還元は公式MembershipページのUSDキャッシュバック率で判断するのが安全です。
現行のKASTのカード還元率はいくつですか?
2026年7月2日に公式Membershipページを確認した時点では、Standardが1.5% USDキャッシュバック、Premiumが2% + KAST Points 1%、Privateが3% + KAST Points 2%と案内されています。対象は所定のeligible card spendで、上位プランには年会費があります。
Premiumの年会費1,000ドルは還元だけで回収できますか?
USDキャッシュバックの差分だけで見ると回収は簡単ではありません。PremiumとStandardのキャッシュバック差は0.5%なので、差分だけで年1,000ドルを取り戻すには年20万ドル相当の対象決済が必要という計算になります。KAST Points、カード特典、Visa Infinite特典を含めて総合的に判断してください。
貯めていたKAST Pointsの価値は下がったのですか?
二次情報では、Season6で想定単価が引き下げられたと報告されています。一方で、ポイント価値はSOL価格に連動し固定のドル価値はないとする解説もあり、確認日時点で公式の固定単価は当サイトでは確認できていません。保有ポイントの評価額は、アプリ内の最新表示と交換条件を必ず確認してください。
公式ソース
確認日は2026年7月2日です。現行の還元率・年会費・上限は公式ブログとMembershipページで確認しています。Season5→6の個別数値は二次情報が出どころのため、本文で帰属を明示しています。