KASTカードの還元率だけを見るならStandardの1.5%がもっとも分かりやすいです。Premiumは2% USD cashbackに加えてKAST Points 1%が付きますが、年1,000ドルのMembership費用を差し引くと、少額利用では回収しにくいです。還元率には月間の対象額上限があり、公式ヘルプでは Standard が月2,000ドル、Premium が月10,000ドル、Private が月40,000ドルまでの利用が対象と案内されています。
日本円決済では非USD決済のFX手数料0.5%から1.75%がかかるため、実質還元は「USD cashback + KAST Pointsの期待値 - FX手数料 - 年会費」で見ます。KAST Pointsは2026年8月に公式が「ポイントの標準的なトークンローンチはもう予定していない」と明言したため、現金同等に見積もらない方が安全です。2026年6月1日から8月31日までの0% FXプロモーションは規約上の最終サイクルが8月31日で終了し、9月1日以降は通常のFX手数料に戻ります。あわせて2026年8月20日付でKAST Reserve(USD残高への報酬)が始まっており、カード還元とは別枠として見ます。
この記事は2026年8月31日に公式ヘルプ「What Are the Fees and Conditions for KAST Cards and Accounts?」(同日更新)、公式Membershipsヘルプ、公式Airdropページ、公式Reserve規約で数値を取り直しました。前回(2026年6月)からの主な変更は次の4点です。
期間限定キャンペーンでは、Matchday(2026年6月11日から7月19日)とFoodpanda cashback(8月24日まで)はいずれも終了済みです。広告費キャッシュバックは2026年7月1日公開の公式ブログで、SAARC市場の対象ユーザー向けに7月と8月の2サイクル、月1,000ドルまでの対象広告費に5%(月最大50ドル)という内容に変わっており、日本向けの施策ではありません。日本在住者は通常のKAST Card条件とキャンペーンを分け、アプリ内の対象地域、KYC、cashback付与履歴を優先して確認してください。
画面で見る確認ポイント
KAST系の記事では、Crypto Cardsページ、Memberships、公式ヘルプを行き来しながら、カード種別、対応国、FX/ATM手数料、KAST Pointsを分けて見ます。


動画やSNS投稿は条件変更の告知が早い一方、古い投稿も残ります。投稿日時、公式ドメイン、アプリ内表示を照合すると、古い情報を避けやすくなります。
このページで確認すること
KASTは、Membership、入金ネットワーク、FX/ATM手数料の出どころを切り分けます。ここで見る順番を押さえると、公式画面・診断・比較へ迷わず進めます。
上の「画面で見る確認ポイント」と公式リンクを照合し、対応国、手数料、還元、入金ネットワークを同じ順番で見ます。
少額利用、月5万円、年会費回収ライン、税金記録の手間を分けると、使うべきかが見えやすくなります。
条件が合えば公式画面へ、迷う場合は30秒診断か比較ページで候補を絞り込みます。
KASTカードの還元率一覧
| Membership | 年会費 | USD cashback | KAST Points | 還元対象になる月間利用額 |
|---|---|---|---|---|
| Standard | $0 | 1.5% | なし | 1.5% on the first $2,000/month |
| Premium | $1,000/year | 2% | 1% on eligible spend | 2% on the first $10,000/month |
| Private | $10,000/year | 3% | 2% on eligible spend | 3% on the first $40,000/month |
右端の列は「その月に還元が付く利用額の上限」です。2026年8月31日更新の公式ヘルプ(Fees and Conditions)と公式Membershipsヘルプで、Privateは「3% on the first $40,000/month」と記載されています。当記事では以前この欄を月50,000ドルと記載していましたが誤りで、2026年8月31日の確認で40,000ドルに訂正しました。年会費は3ティアとも年額の記載のみで、月払いの記載はありません。
混同しやすい数値として、KAST Reserveの「報酬対象残高の上限」があります。こちらはPremiumが50,000ドル、Privateが200,000ドルで、カード決済の還元上限とは別物です(超過分はStandardと同じ率になります)。50,000ドルという数字を見たときは、カード還元の話かReserve残高の話かを必ず切り分けてください。
KAST Reserveは、公式規約の発効日が2026年8月20日の新しい仕組みで、USD Virtual Accountとは別枠のUSD残高に対して日次で報酬が付きます。カード利用に対する還元ではなく残高に対する報酬なので、この記事の還元率の計算には混ぜないでください。公式は「Reserve rewardは利息・APY・利回り・配当・保証されたリターン・投資リターンではない」「預金保険や同等の政府保証の対象ではない」「リスクゼロではなく、銀行口座や貯蓄口座として扱うべきではない」と明記しています。数値も導入促進期間の暫定値で、KASTの裁量で変更・停止できるとされています。
公式サイト上には「最大」表現やキャンペーン表現が出ることがあります。実際に見るべきなのは、アプリ内のMembership表示、対象外取引、月間対象額、Redeem条件、返金時の取り消しです。公式ヘルプでは、ATM出金などは還元対象外になり得ること、返金・取消時にはキャッシュバックが取り消される(Rewards残高から差し引かれ、不足分はUSD残高から引かれる)ことも明記されています。
月5万円・月10万円・月50万円で見る
月5万円はStandardの月2,000ドル枠に十分収まります。Standardの1.5%は750円相当です。Premiumとの差分0.5%は月250円相当なので、年会費1,000ドルを差分だけで回収するのは現実的ではありません。
50,000円 x 1.5% = 750円相当。Premium差分は50,000円 x 0.5% = 250円相当。PremiumはUSD cashback差分0.5%にKAST Points 1%が加わります。ただしポイントは公式にトークン化が撤回され、現状の使い道は会員権との交換が中心です。現金同等に見すぎると判断を誤ります。
年120万円利用のStandard還元は18,000円相当。PremiumのUSD還元は24,000円相当、差分は6,000円相当です。年600万円利用ならStandardの1.5%は90,000円相当、Premiumの2%は120,000円相当です。ただしStandardは月2,000ドルまでが還元対象なので、月50万円を1枚に集約すると上限を超えた分は還元されません。差分30,000円相当では年会費1,000ドルに届かないため、上限・KAST Points・カード特典をどう評価するかが分かれ目です。
高額利用でも、月間の還元対象上限、FX手数料、年会費を差し引く必要があります。日本円決済ではFX手数料を引く
2026年8月31日更新の公式ヘルプでも、非USD決済のFX手数料は0.5%から1.75%と案内されています。実際の率は居住国、決済が発生した国、カードプログラムによって変わり、確定前にアプリに表示されるという注記が付いています。日本の店舗や日本円建てサービスで使う場合、USD cashbackがあってもFX手数料で一部が相殺されます。
公式ヘルプは同じ表で「Illustrative Net Effect(参考の差引後)」として、Standardは最大1%、Premiumは最大2.5%、Privateは最大4.5%という数値も示しています。これはFX手数料が下限側のときの目安で、実際の還元は対象条件、月間上限、地域、取引種別で変わる、と公式が但し書きを付けています。
0% FXプロモーションは2026年8月31日で終了(終了済み)
この施策は終了済みです。公式規約(T&C - 0% FX (Card Spend) Promotion)の対象期間は2026年6月1日00:00(現地時間)から2026年8月31日23:59(現地時間)までで、サイクルはCycle 1が6月、Cycle 2が7月、Cycle 3が8月1日から8月31日の3本です。2026年9月1日以降の非USD決済には、通常のFX手数料0.5%から1.75%が適用されます。付与は各サイクル終了後、翌月の最初の10営業日以内という規定なので、8月分のcredit反映は9月に入ってから確認することになります。
内容も、還元率として当てにするには条件が細かい施策でした。公式規約では、完全にKYCを済ませ「選定された対象市場」で適格と判断されたユーザーのカード決済のみが対象で、しかも決済がその市場の現地通貨で処理されている必要があります。上限は1人あたり月500ドル相当の対象支出まで、creditは月8.75ドル相当までです。規約自体が「これは全世界向けの提供ではない」「自分が対象かはConciergeに問い合わせて確認してほしい」と明記していたため、日本在住者が自動的に対象になる施策ではありませんでした。
還元率の試算では、通常のUSD cashbackやKAST Pointsと、期間限定のFX creditを分けてください。対象外取引、返金、キャンセル、chargebackがあるとcreditが取り消し・調整されるため、決済明細とcredit反映の両方を保存します。今後同種のプロモーションが再開される場合も、対象市場、対象通貨、月間の支出上限とcredit上限を同じ順番で確認するのが安全です。
Matchdayの2x cashbackは終了済み(2026年7月19日まで)
このキャンペーンは終了済みです。KAST公式ブログとキャンペーン規約では、Matchdayキャンペーンの期間は2026年6月11日00:00 UTCから7月19日23:59 UTCまででした。対象ユーザーがKASTアプリ内のMatchday cardで試合結果をキックオフ前に選び、正解すると、翌日00:00 UTCから24時間の対象KASTカード決済で通常のbase cashback rateの2倍が適用される仕組みでした。2026年8月31日時点では、公式規約ページ(kast.xyz/legal/kast-matchday-campaign)はすでに公開が終了しており、公式のPromotionsページの実施中一覧にもMatchdayは載っていません。
Foodpanda cashback(SAARC地域向け、2026年8月24日まで)も同様に終了済みで、公式規約ページは公開終了しています。過去の告知や解説記事で「2x cashback」「Foodpanda 5ドル」といった表現を見かけても、2026年9月以降の還元率の計算には入れないでください。
当時の条件の詳細(Pick、正解数、24時間window、除外MCC)はKAST Matchdayの専用解説に残しています。過去の付与分を照会する場合の参照用としてご覧ください。
広告費キャッシュバックは5%・SAARC市場向けに変わり、8月サイクルで終了
この施策は、当記事が2026年6月時点で紹介していた内容から中身が入れ替わっています。10%・UAE/Saudi Arabia 50ドルcap・15,000ドルreward poolという旧条件の規約ページは、2026年8月31日時点で公開が終了しています。代わりに、2026年7月1日公開の公式ブログ「Turn Your Ad Spend Into 5% Cashback With KAST」が現行の案内で、内容は次のとおりです。
対象はSAARC市場の対象KASTユーザーでKYC完了が前提、還元は月1,000ドルまでの対象広告費に5%(月あたり最大50ドル)、原資は毎月10,000ドルの共通プールを先着で分け合う形、実施は7月と8月の2サイクルです。対象広告はGoogle Ads、Meta Ads(Instagram広告を含む)、TikTok Adsで、付与は月末以降になります。8月サイクルが終わるため、2026年9月以降の還元計算には入れないでください。専用解説はKAST Ads Cashbackの条件で整理しています。
いずれの条件でも日本は対象市場として名指しされていません。日本在住者はアプリの対象表示なしに参加前提で見ないでください。
KAST Pointsは現金還元と分ける(トークン化は公式に撤回)
ここは2026年8月に前提が変わった箇所です。当記事は以前「TGE時にKAST tokenへ変換される前提」と書いていましたが、2026年8月4日更新の公式Airdropページと公式ヘルプ「What are KAST Points?」では、ポイントの標準的なトークンローンチはもう予定していないと明記されました。公式は、コミュニティ報酬が取引可能な金融商品のように扱われる結果を望まない、という趣旨の説明を添えています。
代わりに公式が示しているのは、適格なコミュニティメンバーが将来的に経済的に参加できる別の枠組みを検討する、という方向です。目標時期はQ4 2026とされていますが、法務レビュー、各国の規制分析、対象者の適格性、書類、取締役会承認、実装要件が前提と公式自身が明記しており、実施も条件も確定していません。対象となるポイント残高のしきい値も未確定で、地域によっては参加できない可能性があると説明されています。ポイントは譲渡不可で、売却・贈与・第三者への移転はできません。
現時点で確実に使える出口は会員権との交換です。公式ヘルプでは、25,000ポイントでPremium、250,000ポイントでPrivateと交換できるとされ、申請はConciergeへの連絡、処理には最大5営業日かかると案内されています。将来的にspend、アップグレード、バウチャーなど別の交換先が追加される可能性にも触れていますが、現時点の確定情報ではありません。
還元率としての大きさを見る際は、公式ヘルプの例示が参考になります。1,000ドルの対象決済に対して、Premiumで125ポイント、Privateで250ポイントが付くという記載です(公式が「内部の参照レートに基づく例示で、ポイントを現金にするものではない」と注記しています)。一方で会員権交換は25,000ポイントで年1,000ドルのPremiumなので、同じポイントでも見る角度によって金額換算が変わります。この差がある以上、Premium以上の年会費回収をポイント前提で計算するのは避け、USD cashbackを現金に近い還元、KAST Pointsを条件次第の追加報酬として分けて見るのが安全です。
アプリで確認する手順
- KASTアプリでMembership画面を開き、Standard、Premium、Privateの費用と特典、月間の還元対象上限(2,000/10,000/40,000ドル)を確認する。
- RewardsまたはCashbackの画面で、USD cashback、KAST Points、Bonus Rewardsが分かれて表示されるか見る。
- Reserveを使う場合は、Reserve画面で自分に適用されている報酬レートと対象残高の上限を確認し、カード還元とは別の記録として残す。
- カード決済後、Transaction Historyで決済額、通貨、USD換算額、FX、キャッシュバック反映を確認する。2026年9月以降はFX手数料0.5%から1.75%が通常どおり引かれているかも見る。
- Redeemが必要な場合は、Redeem前後の残高と次回決済での適用をスクリーンショット保存する。
- 月末にCSV、スクリーンショット、送金元の出金履歴をまとめ、税金計算用の記録を残す。
よくある質問
利用前に、まず何を確認すべきですか?
まず公式サイトまたは公式アプリで、対象地域、カード発行可否、手数料、年会費、還元条件、申込・入金・決済画面の表示を確認します。条件が読めない場合は、申込や利用に進まず、公式ヘルプとアプリ表示を照合してください。
KASTのUSDキャッシュバックに月間上限はありますか?
あります。2026年8月31日時点の公式ヘルプでは、Standardが月2,000ドルまでの利用に1.5%、Premiumが月10,000ドルまでの利用に2%、Privateが月40,000ドルまでの利用に3%です。Privateの月40,000ドルは還元対象となる利用額の上限で、KAST Reserveの報酬対象残高の上限(Premium 50,000ドル、Private 200,000ドル)とは別の数値です。混同しないでください。
KAST Pointsはトークンになりますか?
いいえ。2026年8月4日更新の公式Airdropページと公式ヘルプでは、ポイントの標準的なトークンローンチはもう予定していないと明記されています。現在は25,000ポイントでPremium、250,000ポイントでPrivateの会員権と交換できます(Concierge申請、処理に最大5営業日)。KASTは別の経済的参加の枠組みをQ4 2026を目標に検討中と説明していますが、法務・規制・取締役会承認などが前提で未確定です。
0% FXプロモーションはまだ使えますか?
公式規約上の対象期間は2026年6月1日から8月31日までで、Cycle 3が2026年8月31日に終了します。以降は通常の非USD決済FX手数料0.5%から1.75%が適用されます。対象は選定された市場のKYC完了ユーザーのみで、公式規約は対象可否をConciergeに確認するよう案内しています。
利用後に残しておくべき記録は何ですか?
申込画面、KYC状態、入金・利用履歴、カード明細、手数料表示、月間キャッシュバック上限に対する到達状況、KAST Reserveの残高と付与履歴、ポイントやキャッシュバック付与、日時、通貨、数量、円換算額、TXIDや明細番号を月別に保存します。問い合わせや税金整理で、どの時点の費用・還元かを確認しやすくなります。
公式情報とアプリ表示が違う時はどちらを優先しますか?
申込、入金、決済、還元の直前は公式サイトまたは公式アプリの最新表示を優先します。当サイトの解説は確認順の整理として使い、最終判断は公式画面で行ってください。
公式ソース
2026年8月31日に、以下の公式ページで数値を確認しました。リンク先は英語です。