2026年10月1日時点で、日本在住者が申し込みを検討できる海外発行のクリプトカードは、主にTria・KAST・RedotPayの3枚です。どれも「日本で必ず使える」と保証されたカードではなく、運営会社は日本の金融庁に登録された暗号資産交換業者でもありません。そのうえで用途別に選ぶと、次のようになります。
- 費用をかけずに試したい: KASTのStandard。年会費0ドルで、月2,000ドルの利用まで1.5%のUSDキャッシュバックが付きます。日本はKASTのApple Pay対応国の一覧に入っています。
- 還元率を最優先したい: TriaのPro(旧Signature、旧規約で年109ドル・月1,000ドルの利用まで4.5%)かMax(旧Premium、旧規約で年250ドル・月2,000ドルの利用まで6%)。年会費を回収できる利用額かどうかを先に計算します。
- 日本円で普段使いしたい: KAST。日本円の決済には0.5〜1.75%の為替手数料がかかりますが、1.5%の還元で打ち消しやすい構造です。RedotPayは円の決済に1.2%かかり、通常の還元はありません。
- ATMで現金を引き出したい: TriaのPro以上(1ドル+1%)。RedotPayは2%で固定費がない一方、物理カードの発行に100ドルかかります。KASTは3ドル+2%で、上限は公式ヘルプに1回250ドルと1回500ドルの2通りの記載があります(2026年10月13日時点。アプリの表示で確認し、250ドルを前提に)。
- BTCなど幅広い暗号資産をそのまま使いたい: Tria(1,000種類以上に対応と案内)かRedotPay。KASTはステーブルコイン中心で、それ以外を入金すると変換手数料がかかります。
Triaは2026年9月26日の公式発表で、プラン名をLite(旧Virtual)・Pro(旧Signature)・Max(旧Premium)に変更しました。Liteは期間限定の無料提供が終わって年20ドルになり、1.5%還元の対象が月100ドルから月1,000ドルまでの利用に広がりました(超過分は0.5%)。Pro・Maxの料金はこの発表で再掲されていないため、この記事では旧規約(Fee Disclosure)の109ドル・250ドルで計算しています。申込時はTriaアプリのCardタブにある会員詳細で請求額を確認してください。
どれを選ぶ場合も、最初は数千円から1万円程度の少額で入金・決済・明細の出方を確かめ、日常で使う分だけをカード側に置く使い方が現実的です。
広告・PR:下の「公式サイト」ボタンは紹介リンクです。登録・利用により当サイトに報酬が入る場合があります。条件や特典は変わることがあるため、申込前にリンク先とアプリの表示を確認してください。
用途別の早見表:どのクリプトカードを選ぶか
カードそのものの優劣より、「何に使うか」で向き不向きがはっきり分かれます。やりたいことから逆引きしてください。
| やりたいこと | 第一候補 | 理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 初期費用を抑えて試す | KAST Standard / Tria Lite | KASTは年会費0ドル。Tria Lite(旧Virtual)は年20ドルで、月1,000ドルの利用まで1.5% | KASTは地域によりバーチャルカードに2ドルの発行費。Tria Liteの無料提供は2026年9月26日の発表で終了。ATMは使えない |
| 還元率を上げる | Tria Pro / Max(旧Signature / Premium) | 4.5%(利用額 月1,000ドルまで)、6%(利用額 月2,000ドルまで) | 年会費は旧規約で109ドル/250ドル(申込時にアプリで確認)。上限を超えた分は1%に下がる |
| 日本円で普段使い | KAST Standard | 為替手数料0.5〜1.75%に対して還元1.5% | 還元は月2,000ドルまで。25ドル未満の非USD決済は1回0.10ドル |
| Apple Payで払う | KAST | 公式ヘルプのApple Pay対応国一覧に日本が入っている(2026年9月10日更新) | 判定はKASTに登録した居住国。Triaは「対応地域で」利用可と案内、RedotPayはカードの無料アップグレードが必要な場合がある |
| ATMで現金を引き出す | Tria Pro以上 | 1ドル+1%。公式ヘルプに日本のATMでの操作手順がある | 日本のATMは1回約10万円まで。Liteでは使えない |
| ドル建ての支払い(海外通販など) | KAST / RedotPay | KASTはUSD決済の手数料0%、RedotPayもカード通貨(USD)の決済は無料 | RedotPayは暗号資産から変換して払う場合に1% |
| 幅広い暗号資産を使う | Tria / RedotPay | Triaは1,000種類以上、RedotPayはBTC・ETH・XRP・SOLなどに対応 | 決済時の変換レートは、決済前後のアプリ表示で確認する |
USDTで選ぶなら:USDTの対応ネットワーク(TRC20など)、最低入金額、日本円決済の手数料をKAST・RedotPay・Tria・Fasset・Bitget Wallet Cardで横並びにしたUSDTで使えるカード比較も確認してください。
Tria・KAST・RedotPayの比較表(2026年10月1日確認)
同じ項目を同じ日付で並べました。数字はいずれも公式ヘルプ・公式サイト・カード規約に書かれている内容で、当サイトの推測は含めていません。
| 項目 | Tria | KAST | RedotPay |
|---|---|---|---|
| 発行費・年会費 | Lite(旧Virtual):年20ドル(2026年9月26日発表。無料提供は終了) Pro(旧Signature):旧規約で年109ドル Max(旧Premium):旧規約で年250ドル (Pro・Maxは申込時の請求額をアプリで確認) | Standard:0ドル(物理カードは配送料40ドル) Premium:年1,000ドル Private:年10,000ドル | バーチャル10ドル、物理100ドル(通常郵便の配送は無料、DHLは有料)。年会費なし。Pro会員は月12.90ドルか年129ドル |
| 日本円(USD以外)で払う時の手数料 | 公式ヘルプは為替手数料0%と案内。カード規約の上限は為替最大3%・国際取引最大1% | 為替手数料0.5〜1.75%。25ドル未満の非USD決済は1回0.10ドル | カード通貨以外の決済は1.2%。暗号資産から変換する場合は別に1% |
| キャッシュバックと月間上限 | Lite 1.5%(利用額 月1,000ドルまで) Pro 4.5%(利用額 月1,000ドルまで) Max 6%(利用額 月2,000ドルまで) 上限を超えた分はLite 0.5%、Pro・Max 1% | Standard 1.5%(利用額 月2,000ドルまで) Premium 2%(利用額 月10,000ドルまで)+KAST Points 1% Private 3%(利用額 月40,000ドルまで)+KAST Points 2% | 通常の還元なし。Pro会員はApple Pay/Google Pay決済に3%(月18 USDsまで、30日で失効) |
| ATM手数料と上限 | 1ドル+1%。1回750ドル・24時間で3回まで(日本のATMは1回約10万円)。Pro以上 | 3ドル+2%(USD以外は為替手数料も加算)。上限は1回250 USD・24時間で3回または750 USDまで(ATM上限の公式ヘルプ、2026年8月9日更新)。ただし手数料と条件の公式ヘルプ(2026年10月12日更新)は1回500 USD・24時間で3回または1,500 USDまでとしており、2026年10月13日時点で公式ページ同士が食い違っています。引き出す前にKASTアプリに表示される上限を確認し、安全のため低い250 USDを前提にしてください | 2%(USDカードは月10,000ドルを超えた部分が3%)。1日3回・月30回まで。物理カードが必要 |
| Apple Pay/Google Pay(日本) | 「対応地域で」Apple Pay・Google Payに登録できると案内。日本を明記した国別一覧は確認できず | 公式ヘルプのApple Pay対応国一覧に日本(2026年9月10日更新)。判定は登録した居住国 | 2025年8月22日からApple Payへの新規追加が止まり、その後はアプリでの無料カードアップグレードを経て追加する手順が案内されている |
| 入金できる資産 | 1,000種類以上のトークンをTriaウォレットから。入金手数料0%と案内(規約上の上限は1%) | USDT・USDCなど対応ステーブルコインは手数料0%でUSD残高に1:1換算。その他の暗号資産は自動変換され、手数料はトークンごとに異なる | USDT・USDC・BTC・ETH・BNB・SOL・TRX・XRPなど。入金手数料は無料 |
| 日本在住者の申込 | 公式ヘルプに日本のATM(セブン銀行・イーネット・ローソン銀行・ゆうちょ銀行・イオン銀行)での引き出し手順がある。申込可否はアプリで確認 | カード自体の対応国一覧は公開されていない。運営者(日本在住)のアカウントで紹介報酬の付与を確認(後述) | 公式の制限リスト4種(利用不可の国・カード発行制限・位置情報による制限・配送制限)のどれにも日本は入っていない |
| 残高の置き場所 | ウォレットは自己管理型。カードにチャージした分は発行パートナーのカード用コントラクトへ移る(Solana資産の場合、Tria公式Xの説明) | KASTのアカウント内のUSD残高(運営会社側で管理) | RedotPayアプリ内の残高(運営会社側で管理) |
出典:KASTは公式ヘルプ「What Are the Fees and Conditions for KAST Cards and Accounts?」(2026年9月1日更新)と「Apple Pay Availability for KAST Cards」(2026年9月10日更新)。RedotPayは公式ヘルプ「RedotPay Card Limitations & Fees」(2026年7月24日更新、手数料表は2025年12月1日発効)、ATM手数料の記事(2026年7月27日更新)、RedotPay Proの記事(2026年9月4日更新)、各制限リスト(2026年8月28日更新ほか)。Triaは公式ヘルプ「What are Tria Cards?」「ATM Withdrawals」、カード規約のFee Disclosure、公式サイト。いずれも2026年10月1日に確認しました。Triaのプラン名・Liteの料金と還元上限は、2026年9月26日の公式ブログ「Tria Memberships: Lite, Pro, Max」によります。
日本で月5万円使うと、手元にいくら残るか(試算)
還元率だけを見ると判断を誤ります。日本のお店で月5万円を払ったとして、還元から手数料と年会費の月割りを差し引いてみます。計算を簡単にするため1ドル=160円(2026年9月25日前後は1ドル158〜159円台)とし、5万円=312.5ドルで計算しました。送金元の取引所やネットワークの手数料は含めていません。
| カード・プラン | 還元(月) | カード側の手数料(月) | 年会費の月割り | 差し引き(月) |
|---|---|---|---|---|
| KAST Standard | 約750円(1.5%) | 約250〜875円(為替0.5〜1.75%) | 0円 | 約−125円〜+500円 |
| Tria Lite | 約750円(1.5%。月1,000ドルの上限内) | 0円(為替手数料0%の案内どおりの場合) | 約270円(年20ドル) | 約+480円 |
| Tria Pro | 約2,250円(4.5%) | 0円(同上) | 約1,450円(旧規約の年109ドル) | 約+800円 |
| Tria Max | 約3,000円(6%) | 0円(同上) | 約3,330円(旧規約の年250ドル) | 約−330円 |
| RedotPay(Proなし) | 0円 | 約600〜1,100円(他通貨1.2%、暗号資産から変換する場合は+1%) | 0円(発行費10ドル/100ドルは別) | 約−600〜−1,100円 |
この条件では、手数料を差し引いて手元に残る額はTria Proが最も大きく、Tria Liteは約+480円、KAST Standardは為替手数料の率しだいでほぼ差し引きゼロから+500円です。ただしTriaの行は「為替手数料0%」という公式の案内どおりに処理された場合の数字で、カード規約には為替最大3%・国際取引最大1%という上限が書かれています。実際にどの料率で処理されたかは、最初の数回の決済明細を見るまで分かりません。
- Tria Liteは、還元だけで年会費と同額になるのが月約1.8万円(年約1,333ドル)の利用からです。
- Tria Proは、還元だけで年会費と同額になるのが月約3.2万円(年約2,420ドル)の利用からです(旧規約の年109ドルで計算)。
- Tria Maxは月5万円では年会費を回収しきれず、同額になるのは月約5.6万円(年約4,170ドル)からです(旧規約の年250ドルで計算)。
- KAST Premium(年1,000ドル)はStandardとの還元率の差が0.5%なので、差額だけで年会費を回収するには年20万ドルの利用が必要です(KAST Pointsの価値は含めていません)。
- RedotPay Proは月12.90ドルでApple Pay/Google Pay決済に3%が付きますが、上限が月18 USDsのため、会費を引いた上積みは最大でも月5.10ドル(年額129ドルのプランなら月あたり最大7.25ドル)です。月5万円(312.5ドル)の還元は約9.4ドルで、月額会費を下回ります。
ATMで3万円を引き出す場合の費用
3万円=187.5ドル(1ドル=160円)として、カード側の手数料だけを比べます。セブン銀行などATM運営会社の手数料は、どのカードでも別にかかる場合があります。
固定費の有無で順位が入れ替わる点に注意してください。Triaは1回ごとに1ドルの固定費がかかるため、引き出し額が100ドル(約1.6万円)より少ないとRedotPayの2%の方が安くなります(RedotPayに他通貨の手数料が重ならない場合)。KASTのATM上限は、2026年10月13日時点で公式ページ同士が食い違っています。ATM上限の公式ヘルプ(2026年8月9日更新)は1回250 USD(手数料込み)・24時間で3回まで、つまり750 USDまでとし、手数料と条件の公式ヘルプ(2026年10月12日更新)は1回500 USD・24時間で3回または1,500 USDまでとしています。引き出す前にKASTアプリに表示される上限を確認し、安全のため低い250 USDを前提に計画してください。250ドル(約4万円)が上限の場合は固定費3ドルもあるため、ATMを頻繁に使う用途には向きません。Triaの公式ヘルプは、日本のATMでは口座の種類で「Credit」を選ぶよう案内しています。詳しくは仮想通貨カードで日本のATMから引き出す時の手数料と上限で比べています。
カードごとの要点
Tria:還元率とトークンの幅で選ぶカード
Triaは自己管理型ウォレットとVisaカードを組み合わせたサービスで、1,000種類以上のトークンをカード決済に使えると案内しています。還元率は3枚の中で最も高く、Pro(旧Signature)は月1,000ドルの利用まで4.5%、Max(旧Premium)は月2,000ドルの利用まで6%です。年20ドルのLite(旧Virtual)も、2026年9月26日から月1,000ドルの利用まで1.5%になりました。ATMはPro以上で1ドル+1%と割安で、公式ヘルプには日本のATMでの操作手順まで載っています。
気をつけたいのは、公式の案内とカード規約の数字が一致していない点です。公式ヘルプは為替手数料・入金手数料を0%と案内する一方、カード規約のFee Disclosureには為替最大3%・国際取引最大1%・入金最大1%と書かれています。規約の年会費欄は旧名称のまま(Virtual 25ドル)で、2026年9月26日に発表されたLiteの年20ドルとも一致していません。また2026年8月28日には、カード発行を担うRainのカード用コントラクトの脆弱性でカード残高が不正に引き出されました(後述)。
Triaカードは日本で使えるか、Triaの年会費と手数料、Rainの不正出金と補償で詳しく確認できます。
KAST:無料で始めて日常払いに使うカード
KASTはUSDTやUSDCなどのステーブルコインを入金すると、手数料0%・1:1でUSD残高に換わり、そのままVisaカードで使えるサービスです。Standardは年会費0ドルで、月2,000ドルの利用まで1.5%のUSDキャッシュバックが付きます。上位のPremium(年1,000ドル)は月10,000ドルの利用まで2%、Private(年10,000ドル)は月40,000ドルの利用まで3%で、いずれもKAST Pointsが上乗せされます。
日本在住者にとっての利点は、2026年9月10日更新の公式ヘルプでApple Payの対応国一覧に日本が明記されたことです。判定はいまいる場所やiPhoneの地域ではなく、KASTに登録した居住国で行われます。注意点は、日本円の決済に0.5〜1.75%の為替手数料がかかること、ATMが3ドル+2%と割高で、1回の上限も公式ヘルプに250ドルと500ドルの2通りの記載があること(2026年10月13日時点)、そして利用額が増えると本人確認や資金源の追加確認(RFI)を求められる場合があることです。
KASTの手数料とMembership、KASTは日本で使えるか(Apple Pay・物理カード)、KASTのKYCと資金源確認で詳しく確認できます。
RedotPay:発行費を払って実用性を取るカード
RedotPayは利用者の多いカードアプリで、USDT・USDCに加えてBTC・ETH・XRP・SOLなどを入金し、カード決済に使えます。発行費はバーチャル10ドル、物理100ドルで、カードを削除しても発行費は返金されません。カード通貨(USD)での決済は無料ですが、日本円などそれ以外の通貨は1.2%、暗号資産から変換して払う場合は1%がかかります。通常のキャッシュバックはなく、還元が欲しい場合は有料のPro会員(月12.90ドル/年129ドル)が必要です。
ATMは物理カードで2%(USDカードは月10,000ドルを超えた部分が3%)、1日3回・月30回まで使え、固定費がないので少額の引き出しに向きます。Apple Payは2025年8月22日以降に新規追加が止まった経緯があり、公式ヘルプはアプリでの無料カードアップグレード後に追加する手順を案内しています。2026年10月1日時点で日本は公式の制限リストのどれにも入っていませんが、韓国では2026年9月15日に新規のカード発行が止まったと韓国メディアが報じており、地域ごとの扱いが変わりうる点は頭に入れておきます(RedotPayのカード発行停止と日本の状況)。
RedotPayは日本で使えるか、RedotPayの手数料まとめ、Apple Payに登録できない時の無料アップグレードで詳しく確認できます。
2枚ずつの比較は、Tria vs KAST、KAST vs RedotPay、Tria vs RedotPayにまとめています。
運営者の記録:日本在住のKASTアカウントで起きたこと
この節についてここに書くのは、当サイト運営者(日本在住)自身のKASTアカウントで確認したことです。公式情報ではなく1人の利用者の事例として読んでください。紹介報酬は当サイト運営者の収入で、KASTを勧める動機になりうるため、あわせて明記します。
| 日付 | 起きたこと | 確認した方法 |
|---|---|---|
| 2026年9月25日 | 「紹介した友達のカード利用額が100ドル以上になった」として、20ドルの紹介報酬が付与された | KASTからの通知メール |
| 2026年9月25日 | KASTアプリの受取画面に「USD bank transfer」(米ドルの銀行振込の受け取り)の項目が表示された | アプリの画面 |
| 2026年9月26日 | 「紹介した友達のカード利用額が600ドル以上になった」として、30ドルの紹介報酬が付与された | KASTからの通知メール |
ここから言えるのは、日本在住者のKASTアカウントでも紹介報酬が実際に付与され、米ドルの受け取り項目が表示されるところまでです。600ドル到達で30ドルという額は、2026年5月公開の公式ブログにある段階(100ドルで20ドル、累計600ドルで30ドル)と一致し、2026年9月24日更新の公式ヘルプの記載(累計600ドルで50ドル)とは一致しませんでした。公式の説明同士が食い違っているため、自分に適用される金額はアプリの紹介画面で確かめてください。
一方で、言えないこともあります。紹介した友達がどの国でカードを使ったか、2件が同じ友達の分かどうかは通知からは分かりません。USD受け取りの項目についても、公式ヘルプは口座情報の発行前に追加審査がある場合があるとしており、運営者は2026年9月26日時点で口座情報の発行までは確認していません。Tria・RedotPayについては、このページでは運営者の利用記録を示しておらず、比較は公式情報に基づいています。
紹介報酬の条件はKASTの紹介コードと報酬の反映確認、USD受け取りの手数料と上限はKASTの手数料とMembershipで整理しています。
仕組みの違いとリスク
残高を誰が管理しているか
3枚は「カードに入れたお金がどこにあるか」が違います。KASTとRedotPayは、入金した資産が運営会社側で管理されるアカウントの残高になります。運営会社の判断による凍結や規約変更、経営上のトラブルの影響を直接受ける形です。
Triaはウォレット自体が自己管理型で、秘密鍵を利用者が管理します。ただしカードで使うためにチャージした分は別の場所に移ります。Triaは2026年8月29日の公式X投稿で、Solanaの資産でカードにチャージすると、その資金は別のSolanaコントラクトに移ると説明しています。2026年8月28日にはこのコントラクト(カード発行パートナーRainが提供)の脆弱性を突かれ、Triaの利用者636人・カード残高計431,945ドルが影響を受けました。Triaは2026年8月29日(UTC)のうちに、影響を受けた全員へ全額を返金し、1人ごとに10%を上乗せしたと公式Xで公表しています。自己管理型のウォレットにある資産は影響を受けていないとしています。
管理の方式がどちらでも、カード側に置く残高はしばらく使う分だけにとどめるのが基本です。経緯の詳細はTria・Aviciカード残高の不正出金とRain脆弱性、Triaの運営情報はTriaカードの安全性にまとめています。
本人確認(KYC)と追加確認
3枚とも、カード発行には本人確認(KYC)が必要です。利用額が増えると、住所証明や資金源、取引目的の説明を追加で求められる場合があります。KASTの公式ヘルプは、Apple Payの利用可否をKASTに登録した居住国で判定すると明記しています。VPNなどで居住国を偽って登録するのは各社の規約に反し、後からアカウントが止まる原因になります。追加確認の流れはKASTのKYCと資金源確認、RedotPayの資金源証明の手順で確認できます。
日本の登録業者ではない
金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」(2026年9月1日現在)に、Tria・KAST・RedotPayの運営会社は載っていません。これらのサービスに日本での登録が必要かどうかをこの記事で判断することはしませんが、少なくとも日本の登録業者と同じ監督や利用者保護を前提にはできません。トラブルの窓口は各社の英語のサポートになり、提供地域や条件が予告なく変わることもあります。実際に、RedotPayは2025年8月22日にApple Payへの新規追加が止まり、韓国では2026年9月15日に新規のカード発行が止まったと報じられました。KASTの0% FXプロモーションも2026年8月31日で終了しています。
税金
国税庁は、保有する暗号資産で商品を購入すると、その暗号資産を譲渡したことになると説明しています。値上がりしたBTCなどでカード払いをすると、取得した時との差額が原則として雑所得の対象になります。ドル連動のステーブルコインでも、手に入れた時と使った時で円換算額が違えば差額が出ます。入金の記録(TXID)、カード明細、円換算額、キャッシュバックや紹介報酬の受け取りを月ごとに保存しておくと、確定申告の時に困りません。記録の具体的な項目は仮想通貨カードの税金と記録方法で整理しています。
国内の「暗号資産が貯まるクレジットカード」との違い
国内には、日本円で払って還元を暗号資産で受け取るクレジットカードもあります。BNBが貯まるBinance Japanのカード、BTC・ETH・XRPが対象のSBIのカード、BTCが貯まるbitFlyerのクレジットカード、bitbankのEPOS CRYPTOカード、Zaifカード、JPYCに対応したHashPortカードなどで、日本の事業者が発行・運営しています。
違いを一言でいえば、海外のクリプトカードは手持ちの暗号資産を「使う」ためのカード、国内カードは日本円の支払いで暗号資産を「貯める」ためのカードです。暗号資産を持っていない人や、日本の事業者のサポートを重視する人は、国内カードから比べる方が自然です。国内の暗号資産クレジットカード比較と仮想通貨カードとクレジットカードの違いで整理しています。
申し込んでから最初の1週間で確かめること
- 少額を入金し、着金までの時間、反映された額、ネットワーク手数料を記録する。送金元とカード側のネットワーク(TRC20・ERC20・Solanaなど)を必ず一致させる。
- Apple Pay/Google Payに追加できるかを試す。できない場合は、KASTなら居住国の登録、RedotPayならカードのアップグレード表示を確認する。
- 日本円のネット決済を1回だけ少額で行い、明細の円換算額・ドル換算額・手数料を保存する。為替手数料が案内どおりかはここで分かる。
- 実店舗のタッチ決済を1回試し、承認の通知と明細の反映を確認する。
- キャッシュバックがいつ、どの単位(USD・USDs・ポイント)で付くかを確認する。
- 必要ならATMで少額を引き出し、カード側とATM側の手数料を分けて記録する。
- 残高を外部のウォレットへ戻せるか、出金の手数料と最低額を確認する。
よくある質問
クリプトカード(仮想通貨カード)とは何ですか?
USDTやUSDC、BTCなどの暗号資産を、カード加盟店での支払いに使えるようにするカードです。多くは先に入金した残高から支払うデビット型で、支払いの時点で暗号資産がドルなどに換えられます。TriaとKASTはVisaブランドのカードで、3枚ともバーチャルカードをApple PayやGoogle Payに登録して使える場合があります。
日本で使えるクリプトカードはどれですか?
2026年10月1日時点で、日本在住者が申し込みを検討できる海外発行の主な候補はTria・KAST・RedotPayの3枚です。KASTは公式ヘルプのApple Pay対応国一覧に日本が入り、RedotPayは公式の制限リストのどれにも日本が入っていません。Triaは公式ヘルプに日本のATMでの引き出し手順を載せています。一方、MetaMask CardとGnosis Pay Cardは日本が対応国に入っていません。最終的な申込可否は、各アプリで居住国を日本にして進めた時の表示で確認してください。
仮想通貨デビットカードとクレジットカードの違いは何ですか?
仮想通貨デビットカードは、先に入金した暗号資産やステーブルコインの残高から支払うカードで、原則として後払いの利用枠はありません。クレジットカードはカード会社が代金を立て替え、あとから日本円で支払います。国内の「暗号資産が貯まるクレジットカード」は、支払いは日本円で、還元を暗号資産で受け取る仕組みです。手持ちの暗号資産を使って払いたいならデビット型の海外カード、日本円で払って暗号資産を貯めたいなら国内のクレジットカードが候補になります。
日本円で払うと手数料はいくらかかりますか?
2026年10月1日に確認した公式情報では、KASTはUSD以外の決済に0.5〜1.75%の為替手数料、RedotPayはカード通貨以外の決済に1.2%(暗号資産から変換する場合はさらに1%)です。Triaは公式ヘルプで為替手数料0%と案内していますが、カード規約には為替最大3%・国際取引最大1%という上限が書かれています。5万円の支払いなら、KASTは約250〜875円、RedotPayは約600〜1,100円が目安です。実際の料率は、最初の数回の決済明細で確かめてください。
仮想通貨カードを使うと税金はかかりますか?
国税庁は、保有する暗号資産で商品を購入すると、その暗号資産を譲渡したことになると説明しています。値上がりした暗号資産でカード払いをすると、取得した時との差額が原則として雑所得の対象になります。ドル連動のステーブルコインでも、手に入れた時と使った時で円換算額が違えば差額が出ます。入金の記録、カード明細、円換算額、キャッシュバックや紹介報酬の受け取りを月ごとに保存し、判断に迷う場合は税務署や税理士に確認してください。
結局どのクリプトカードがおすすめですか?
費用をかけずに試すならKAST Standard(年会費0ドル、月2,000ドルの利用まで1.5%還元)、還元率を優先するならTria Pro(旧Signature。旧規約で年109ドル、月1,000ドルの利用まで4.5%)、ATMで現金を引き出すならTriaのPro以上(1ドル+1%)が有力です。RedotPayは通常の還元がない代わりに、入金できる暗号資産の幅と、固定費のないATM手数料(2%)が強みです。どれも海外の事業者が運営するため、メインの財布ではなく、使う分だけを入れるサブのカードとして始めるのが現実的です。
海外のクリプトカードは安全ですか?
運営会社はいずれも日本の金融庁に登録された暗号資産交換業者ではなく、日本の登録業者と同じ監督や利用者保護を前提にはできません。Triaでは2026年8月28日に、カード発行パートナーRainの脆弱性でカード残高が不正に引き出されました。Triaは影響を受けた636人・431,945ドルについて、2026年8月29日(UTC)のうちに全員へ全額を返金し、1人ごとに10%を上乗せしたと公表しています。規約の変更や地域ごとの発行停止も起こりうるため、カードに置く残高は使う分だけにし、入金と決済の記録を残しておくのが安全です。